Velop WRT Pro 7 ( LN6001 / MBE70 )はOpenWrtベースのQualcomm SDKを搭載したWiFi 7ルーターです。
この記事では
- WireGuardのセットアップをVPN Assistantを利用して行う方法
- WireGuardの動作に必要なファイルのみダウンロードする方法
- TailscaleのセットアップをVPN Assistantを利用して行う方法
これら3つを紹介しています。 Velop WRT Pro 7はWireGuard関連パッケージを追加導入することで、サービスが利用可能になります。ここではWireGuardのインストール方法とサーバーのセットアップ手順を解説していきます。 Tailscaleを使うと、IPv4/IPv6デュアルスタックのVPN環境が手軽に構築できます。WireGuardでデュアルスタック構成にする場合はDDNSとの併用が必要となり難易度も上がるため、IPv4のみでの利用を推奨します。 ※記事作成時のVelop WRT Pro 7のファームウェアバージョンは1.2.0 Build 15, Kernel 5.4.213です。
Wireguardのセットアップをなるべく簡単に済ませたい場合(VPN Assistantを利用する)
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VPN AssistantのモジュールをDLしてください。 vpn-assistant_0.93_all.ipk

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Web管理画面の System > Software へと進みます

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Update listsをクリックして、まずリストの更新を行います

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完了したらDismissをクリックします。ここでエラーが出ている場合は再度やり直すか、配線・通信設定の見直しが必要です。

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次にUpload Packageをクリックします。

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最初にダウンロードしたvpn-assistant.ipkをBrowseで指定して、Uploadをクリックします。

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確認メッセージがでるので、Installをクリックします。

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インストールが終わると、installed in root is up to date.と表示されます、Dismissを押して終了です。

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これでインストール作業は終了です。WireGuardの動作に必要なパッケージをまとめて導入できるようになっていますので、別途ipkファイルをダウンロードする必要はありません。一旦ルーターを再起動して、再度管理画面を立ち上げるとServiceメニュー内にVPN Assistantが登場します。

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VPN AssistantのWireGuard Serverタブを下記を参考に入力して、Save&Applyを押して設定を反映します。LuciがUCI設定反映後にネットワークおよびファイアウォールの再起動を行いますが、WireGuardサービスを使い始めるまえに一旦ルーター本体の再起動をすることを推奨します。
Enable WireGuard VPNのチェックを外すと、ルーター再起動時に一旦関連設定は残したままサービスが停止状態になります。 Generate Keyを押すと新規にキーを作成・更新できます。 -
Client PeersセクションのShow QRを押すと、クライアント設定用のQRコードとテキスト設定情報が表示されます。例えば、iPhoneのWireGuardアプリではQRコードをカメラで読み取って簡単にWireGuardのVPN設定が可能です。

WireGuardの動作に必要なファイルのみダウンロードする方法(上級者向け)
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下記のWireGuard関連パッケージを予めDLしてください。そのほかのパッケージは通常のopkg updateから取得できます。
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Web管理画面の System > Software よりインストール作業を行います。

インストールする順番を必ず守ってください
- kmod-wireguard_5.4.213+1.0.20220627-2_arm_cortex-a7_neon-vfpv4.ipk
- wireguard_1.0.20220627-2_arm_cortex-a7_neon-vfpv4.ipk
- luci-proto-wireguard (Luciインターフェース表示用)
- luci-app-wireguard (接続時のステータス表示用)
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WireGuardの設定はパッケージのインストール完了後に一度ルーターの再起動を行ってから実施してください。
これでWireGuardの動作に必要なパッケージのインストール作業は終了です。
Wireguardのセットアップをなるべく簡単に済ませたい場合(VPN Assistantを利用する)
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VPN AssistantのTailscaleタブへ移動し、Enablle Tailscale Serviceを押してTailscaleを有効化します。もしVelop WRT Proのインターネット接続をVPNを経由して使いたい場合は、Advertise as Exit Nodeにチェックを入れます。※この機能は本体およびクラウドサービス側の両方で有効化する必要があります。
サービス有効化後に認証用ダイアログが表示されますが、ルーターが安定するまでバックグラウンドで2~3回デバイスとの接続を試行しますので、安定するまで数分お待ちください。 -
認証用URLをブラウザに貼り付けしてTailscale.comで追加登録してください。最後にOKをクリックするとログアウトしてルーターが再起動します。

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Tailscaleを経由してインターネット通信を使いたい場合は、ルーター側のExit node有効化に加えて、クラウド側でも許可する必要があります。対象のデバイスのEdit Route Settings...をクリックします。

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表示されたダイアログでUse as exit nodeにチェックを入れて、Taiscale経由のインターネット通信を許可します。

iPhone等からTailscaleアプリを使ってVPN接続を試し、問題なければ完了です。
Q&A
WireGuard関連パッケージがうまくインストールできません。
必ず手順通りの順番でipkファイルをインストールしてください。一部パッケージが、インストール時にほかのパッケージの導入状況を参照するため、未導入の関連ファイルがみつかるとエラーが出て進みません。
設定サポートはありますか?
当該サポート記事内容に関わる関連モジュールのインストール手順、セットアップ手順等の電話およびチャットによるサポートは提供しておりませんので予めご了承ください。
オートIPoEモジュール更新履歴
- 2025/8/15 ver0.9 - WireGuard対応
- 2025/8/28 ver0.93 -Tailscale対応を追加、ほか
関連情報

